インサイトでわかること―ストレス耐性
潜在的なストレス
受検者のストレスに対する気質・対処能力、現在の状態を測ります。
ストレス反応による抑うつ、怒り、不安などが大きくなると、モチベーションや生産性の低下が起こり、離職などの行動をとってしまいます。
ストレスを強める特性、ストレスをコントロールする力を見ることで、プレッシャーやストレスにめげず、適切な対処ができるかどうかを判断できます。
ストレスを強める特性(リスクパターン)
ストレスの影響を強めてしまう性格傾向を、8つの項目に分けて診断します。
得点が高いほどストレスに強いことを指します。
- 他者依存(他者の評価を気にして自発的に動かない)
- 業績偏重(自他の評価の際、成果や成績にこだわる)
- 完全主義(完璧さを求めすぎ、些細なミスも気にする)
- 自責傾向(問題が起こると自分を責めてしまう)
- 秩序志向(規則にこだわり、変化に対応しにくい)
- 衝動性(思い付きや気分に左右されて行動する)
- 悲観主義(物事を悪くとらえやすく、心配しやすい)
- 自己愛傾向(他者への関心が薄く、自分への批判を気にする)
ストレスをコントロールする力
ストレスを受けた後の対処能力(コーピング)と緩和力(ストレスを生みにくい環境を自ら作り出せるか)を測定します。
ストレスへの強さに関連した行動から成り立っており、適切な対処行動をバランスよく取れることが望ましいとされています。
ストレス対処法(コーピング) |
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ストレス緩和力 |
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現在のストレス状態
現在、受検者が感じている満足度やストレス反応を測ることができます。
得点が低い場合、ストレスに対する問題が表面化していることになりますので、面接などで確認する材料となります。
満足度 |
仕事(学業)への満足度 プライベートとのバランス |
ストレス反応 |
抑うつ・不安(落ち込み、絶望や不安の感情の度合い) 不機嫌・怒り(イライラ感や怒りの感情の度合い) 無気力感(やる気や活力の低下の度合い) |
応答態度
意識的、または無意識のうちに、受検者がより良い評価を得ようとして飾った回答を行っているかを測ることができます。